トリッキーな構成で多くのマニアを唸らせた映画的感動と楽しさに満ちた快作「カメラを止めるな」

MOVIE1(映画・ドラマ)

それほどお金をかけなくても、アイデアと才能で大きな成功を収める事ができるのがインディーズ界隈の映画だとも言えます。それゆえ様々な才能やアイデアの宝庫である反面、派手さや堅実なキャスティングの保障はない見る方も試される分野でもあり…そんなインディーズ映画の強みや長所がバンバンに詰まった傑作が本作です。

誰もが驚かせる二段構えの構造

最初はB級ぽいどこか不自然なホラー映画を30分近く見せられてやや戸惑う構成になっています。しかし、それを越すと、様々な事情を抱えた制作陣の裏話や撮影の苦悩・苦闘が延々と綴られ、その裏側の事情が徐々に見える構成になっています。

そして、圧巻なのがそれを受けての最初の30分のホラー映画の裏側を描いたパート。該当時間も序盤の時間とほぼ同じ、その一方でその裏で何が起きていたのかをきっちり描き分けているのです。

言葉だとなかなか伝わらないので、こればかりは実際に見てもらうしかないのですが(笑)アニメに比べて存在感が薄れたとも言われる邦画界ですが、本作は単館係の上映から口コミでどんどん知名度をあげてちょっとしたブームまで起こした感のある作品です。

映画的感動がシンプルに胸を打つ

単にトリッキーな構成が光る映画というだけでなく、映画愛やクリエイティビティの尊さもしっかりと盛り込まれており、見たら元気になれるだけでなく何か行動をしようという活力まで与えてくれる。理想的な映画体験も与えてくれるかのような1作なのでした。

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