ロック的スタイリッシュさに満ち満ちた傑作群像劇「Lock, Stock &Two Smoking Barrels」

MOVIE1(映画・ドラマ)

構成の匠さで引き付ける映画は数多いでしょう、派手な映像やスペクタクルで魅せる以外の要素で突き詰めていくとヒューマンドラマで魅せるか、構成で魅せるか…の2択にほぼなるのかと思います。そのうち構成で魅せる映画として有数の傑作の1つに上がってくるのが本作です。

群像劇で引き付けるという実験

パルプ・フィクションのような群像劇の体裁を取りながら、その群像劇が最終的に綺麗に1つの接点に向けて収束していく構成が実に見事。そのトリッキーな構造がひたすら目を引く、脚本の強さがとにかくインパクトに残る1作でした。

ゲームで例えるなら様々な魅力的なキャラクターたちがすれ違いながらも間接的に影響し,しかし個々は独立した物語として完結する「街」がパルプ・フィクションだとすると、最初はバラバラに登場し独立した話で進んでいた脈絡のない登場人物たちの話がいつしか接点を持ち、1つのクライマックスに終息していく本作は(「街」の続編である)「428」と言えるかもしれません。

当時イギリス映画で度々問題にも持ち上げられていた若者のドラッグカルチャーを大々的にテーマにし、それをブラックユーモア全開で展開するあたりも(好みは分かれるでしょうが)非常に洒落が利いていて小気味いいのですね。

ロック的なスタイリッシュさの魅力

そして、これもやはりイギリス映画らしく主演のメンズたちが着こなすスーツやジャケットが非常にスタイリッシュなのです。全体的にどこか洒落っ気もあり、ロックな匂いに満ちています。

劇中でもジョークさとクールさが入り混じった展開が続きます。ともかく映像のオシャレさもそうなんですが、群像劇の面白さを再確認したかのような一本でした。

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