リアルタイム街づくりゲームの一つの到達点「Banished」

GAME


街づくりSLGの1つの到達点


シムシティで産声を上げた経営シミュレーションの派生形の1つである箱庭(街づくり)シミュレーションというジャンルがあります。この路線はその後、鉄道系経営と絡めて街作りができる「A列車でいこう」シリーズや、島を発展させる「トロピコ」シリーズ。


現在、本家シムシティを超えるほどの人気を誇る純粋な街づくりゲーム「シティーズスカイライン」シリーズなど(こちらは主に道を作る事で町を形作っていく側面が強い)


本家シムシティもそうですが時代時代で、魅力的なタイトルが多数登場していきました。
また一方でマス目のないリアルタイムで進行するウォーシミュレーションも勃興していき
その中には内政(街作り)に力を入れたタイトルもありました。


リアルタイムストラテジーの草分けとも言われる「AGE OF EMPIRE」シリーズなどは、戦略よりも内政で強固な街作りに勤しむユーザーも多数…


本作banishedはその2つの流れを絶妙に汲んで、その後にコロニー型と言われる資源を中心に発展を促しながら、リアルタイムで進行していく街作りゲーム。箱庭ゲートも称される街づくりゲームに一石を投じたタイトルとも言われています。


フォロワーと呼ばれるゲームが多く出てきたのですね。それらと比しても未だに色あせない魅力がある。


適度な難しさとミニマルな馴染みやすさ


まず舞台を中世の僻地にある場所で村づくりをするというシチュエーションがいいのです
banishedとは放逐された人という意味があるらしく戦乱やらで故郷を追われた少数のものたちが、理想の新天地を作るべく山や平地を切り開いていく…これだけでロマンを感じるシチュエーションです。


テクノロジーが発達したり、資源が集まると新しいテクノロジーがツリーのように連なって発展していく過程はRPGのスキル習得にも通じ、またアカデミックな魅力にも満ちています。


そして指定した村人たちがせっせと資源を集めたり家を建てていく過程をの眺めるのは
AGE OF EMPIREにもつうじる面白さ。ゲーム=街作りを通じてアカデミックな知識も身に付きます。


そしてゲームバランスもコツを掴むまでは割とリアル且つシビア。考えなく人や建物を広げすぎると真冬に資源が底をつき餓死者を大量に出すことになります。


ただ部隊が非常に限られた範囲だからこそこの難しさがないとただ眺めるだけのゲームにもなりがち。リソース管理の大切さにも気づかされます。


そしてマップはランダムで地形が変わった場所から毎回始まるので、繰り返し遊べるような仕様になっています。


このゲームはたった2人の開発者によって作られたゲームなのですが、その少人数の制作体制が功を奏したのか、パソコンスペックにも負荷をかけないし画面は想像力を働かせながらも美しさを感じる「収まりのよさ」(switchなどのコンシューマーにも移植されると、相性も良いし、より広まりそうなですが…)


ひと昔前の古き良きPCのシミュレーションゲームといった佇まいが懐かしさも感じさせます。大きな街作りよりも、村単位の開発に夢を感じる方には是非イチオシの作品です。

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