いまも書店や電子書籍のベストセラーを見るとビジネスの分野では一大勢力を誇っているのが、成功の秘訣やメンタルの持って生き方について記された「自己啓発本」。毎月、毎年様々な類の膨大な書籍が溢れ、オンライン上でもnoteのようなブログ形式で小出しのノウハウを伝える方法から、YOU TUBEでも同様のテーマで無数の動画が溢れるようになりました。
これだけ多くの情報が飛び交う「自己啓発(マインドセットやコーチング)」の分野ですが、ではより多くの人が名著に上げて、時流の流れではなく長い目でみて愛用されているロングセラーの自己啓発本の決定版はないか…という流れで語らず出てくるまさに本質的なノウハウの結晶のような一冊を紹介します。
自己啓発で溢れる現代に置いて金字塔的な立ち位置の本書
自己啓発本と聞くと皆さんどういう感想を持つでしょうか??生き方を迷ったサラリーマンがさらに迷走を重ねるもの、終わらない自分探し…そんな負の側面を抱く方も多いかもしれません。
とはいえ、現在も書店に行くと耳障りの良い言葉やその時々のブームも交えて、新鮮な言葉で並べられた目新しい本の数々が並んでいます。
YOU TUBEやネット記事でも同様で、生き方やこれからの時代どうしたらいいかなど
大まかに分類すれば「自己啓発」のジャンルに入る記事や情報は現在、無料で閲覧できるものにも溢れています。
そんな中、たくさんの記事や書籍の紹介の中で必ずと言っていいほど名前があがるものが本書「7つの習慣」です。
これだけの多くの情報の中でも定期的に名前が挙がり、しかし刊行はそこまで古くもなく初版慣行は1992年頃。自分もその類の本は習慣的に少なからず目を通してきましたが、最近になって本書を読み、確かにあらゆるエッセンスの集大成だなと思ったので、シンプル且つ本質をついて長く効果を発揮する…そんな一冊だと思います。
網羅している範囲の広さと、それを体系的に7つにまとめ習慣とした事による説得力
自己啓発本の幾つかでは、他人の心理を変えてこちらの影響力に巻き込む(書き方はもっと別の表現になるのでしょうが…)ものも多いでしょうが、本書ではその辺の要素はばっさり切り捨てられています。個人的にもその方法は短期的には成功しても、長期的にはうまくいかない類だと思っています。心理学そのものを学ぶのはとても有用だと思いますが…
本書では見出しでいうと、他人は変えられない、自分を変えろ、終わりを思い描く事から始めろ、時間を管理しろ、影響力の輪を広げろ、他人の話に耳を傾けろ、影響の輪を広げろ、WIN-WINを意識しろ、刃を研げ…と、網羅してる段階が広く、そしてそれが体系的に実例も交えて記されています。
アドラー心理学から孫氏の兵法、仏教哲学、D・カーネギー、P.F.ドラッガー、松下幸之助、孫氏の兵法、近年のホリエモンなどの実業家系のコーチング本などの全部入りという感じです。
それもそのはずで著者のスティ―ヴン・R・コヴィーは過去の様々なアメリカの文献を漁り分析しかなり細かく成功者や良い組織の傾向を炙り出し体系化していったという事なので。
当然、特にアメリカの分野では有名なD・カーネギー、P.F.ドラッガーあたりは踏まえられているはずですが、網羅している範囲がとにかく広い。また、多くの時流を抑えた類の自己啓発本の一部が謳うような、すぐに効果が期待できるはないという事。次いで時流に乗った要素は基本的に踏まえられていないということ(顕著なのがAIなどの適用などですね)
つまりこれらを習慣にしていけば正の循環が周り始め、人生が次第次第に良い方向に行くよ…という啓示のようなものなのですね。他人を変えるような内容でもなく、その時々のテクノロジーに左右されない普遍性も備えている…という感じです。
習慣の積み重ねの大事さと、その習慣を作る時に何を土台としていけばいいのか。そこに本書の肝があるような気がします。完全に物には出来なくても、常にこれを意識し、特に気になった部分(特に個人の当てはまる前半のパート)を読み返すだけでも、日々の気付きや活力になっていくものと思います。
けっきょくは実行して形にすれば、自己啓発は徐々に実のあるものに変わっていくという事でしょうか。
流れていく時間の変化の中で、揺るぎない自己を築く事と習慣の大事さ
特にP・Fドラッガーあたりから、最近ではホリエモン古くは孫氏も伝えている時間の経過による変化とそれを管理する事に徹底してポイントを割いている事が大きいですね。
また他人を変えるのではなく、自分が変わる事、そして影響力の輪を増やしていく事などはアドラー心理学にも通じ、積み重ねられていく日々の中でゆるぎない自己を少しづつ確率していく事の大事さは仏教哲学にも通じている点です。
そして、何より大きく自分を変えるのではなく日々の小さな積み重ねに焦点を絞っているのがポイントですねいきなり大きな変化を求めても、実行できる人は限られるはず…小さな成功体験を積み重ねて、少しづつ良い習慣を形にしていく、そのマインドセットに大きな焦点を当てられている本です。とても普遍的且つ、現実的な実践を形にした一冊だと思います。


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