上質な大人向けのロックや都市型ポップを展開した異端児「GREAT3/Lost Virgin~Great 3 Best~」

MUSIC


センスと差別化に溢れていた90年代の音楽シーン


日本の音楽市場空前のCD売り上げを更新し続けた90年代、その90年代後半ごろになると
ジャンルの多角化も進む、リスナーは競って音楽の嗜好やセンスを多様化させそのジャンルや流行の歌手の入れ替わりもめまぐるしいものがあったように思います。


出版業界もそうでしたが、ゲーム業界も似たような状況にありインターネットの本格普及の前夜にCDというメディアが飛ぶように売れていた時代だったとも言えます。


アメリカンロックへの昏倒と上質なポップスへの拘り


そんなセンスとカオスが渦巻く90年代の半ばごろ、当時流行だったギターロック的サウンドでシーンに踊り出てきたGREAT3。ディスコ、ロカビリー、サイケなどアメリカンなサウンドを次々と取り込んでいき後期にはシカゴ音響派に接近、ロックでありながら上質でセンスあるポップスを奏でる個性派バンド。


キラキラした上質なポップにはじまり、次第に大人びた怠惰な情念を描くようにもなっていきました。大衆がこぞってセンスを競い合っていた90年代の流れを受け、大人なセンスを突き詰めていったバンドだったように思います。


特にシングル「SOUL GROW」のPVではどこかマジとおふざけが混じり合った映画のフィルム風に仕上がっており必見です。


必ずしもロックに寄らないサウンド


特に低音を利かせたコーラスや、様々な楽曲を取り込むのが彼らの特徴の1つ。必ずしもロックサウンドに寄らないサウンドに仕上がっているのです。


このアルバムでは2枚目がライブ音源になっているのですがスタジオ版からさらに派手になったパワフルな演奏をガンガンに聴かせてくれます。


初期のPOPな名曲「STAR TOURS」「DISCOMAN」中後期の名曲「Soul Glow「ONO」「Caravan」個人的に思う隠れた名曲「Charm Aginst Evil 渦巻いた世界」「ナツマチ」などが聴き所。シングル以外のレア曲が入っているのが素晴らしいベスト盤です。

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